PMOの仕事に役立つ資格

資格はあった方がいい

資格がなくてもPMOになることはできます。しかし、自分がPMOとしての資質があることを証明する資格があれば、キャリアアップに有利なことは明らかです。PMO業務に役立つ資格はいくつかあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

PMP

PMP（プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル）は、米国のプロジェクトマネジメント協会が認定している資格です。PMBOKに記されているプロジェクトマネジメントに関する知識を応用して現場で活かすスキルがあることを証明できます。PMBOKは、プロジェクトマネジメントの概念や手法が世界的に広まるきっかけになったガイドブックです。PMBOKをベースにしたプロジェクトマネジメントを体系的に学びたい人や、グローバルに活躍したい人におすすめです。

プロジェクトマネージャ試験

こちらは、情報処理技術者試験の1つで、プロジェクトマネジメントに特化した資格です。PMになる際に取得する人も多いです。国家資格なので、社会的信用度が高くキャリアアップには非常に役立ちます。ITに特化したプロジェクトを成功に導くスキルや、体制・配置に関する専門的な知識があることを証明できます。詳細を知りたい人は、以下のサイトを参考にしてください。

プロジェクトマネージャ試験の詳細を確認する

こちらに、プロジェクトマネージャ試験の対象者や試験時間、出題形式などの情報がまとめられています。

PMOスペシャリスト認定資格

日本PMO協会が認定する資格です。資格取得の課程でマネジメントスキルが身につくので、PMOだけでなくITコンサルタントなどの仕事をしたい人にもおすすめです。この資格は3段階で構成されており、受験するごとにランクアップしていく形式です。PMOスペシャリスト認定資格の詳細を知りたい人は、以下のサイトを参考にしてください。

PMOスペシャリスト認定資格の詳細を確認する

こちらに、PMOスペシャリスト認定資格の概要やランクアッププロセスなどの情報がまとめられています。

プロジェクトマネジメント・アソシエイト

こちらは、オンラインで受験できる資格です。PMOの基礎知識が備わっていることを証明できます。プロジェクトマネジメント・アソシエイトを取得すると、日本PMO協会が認定する他の資格試験を受験する権利を得られるので、PMOスペシャリスト認定資格の取得を目指す人には必須の資格です。

P2M

実践的なスキルがあることを証明したいのであれば、P2Mの取得がおすすめです。こちらは、日本プロジェクトマネジメント協会が認定する資格です。「PMC」「PMS」「PMR」「PMA」と4つのレベルがあるので、自分のスキルに応じて受験しましょう。

認定スクラムマスター

スクラム開発におけるマネジメントスキルを証明したいのであれば、認定スクラムマスターの取得がおすすめです。スクラム開発とはアジャイル開発の手法の1つで、多くの開発現場で採用されています。経済産業省がアジャイル・ガバナンスを提唱したこともあり、今後もアジャイル開発を採用する企業は増えていくでしょう。